鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~






 ようやく、彼をしっかり見ることが出来た。


 淡い色の長めの髪に、同じく淡い茶色の瞳。


 瞳はクリクリとしていて、人懐っこい犬みたいだ。


 カッコイイというより・・・・・・可愛い系?


 それでも、整った顔はアイドルのようだった。



「姉上、なんですか?

 
 って、この方達は?」



「聞いていなかったのですか?


 本当、彰は抜けていますね。


 あの、鈴姫と千の娘のりんと、女神の移し身だった絖覇です」



「ああ、そうだったのですか!


 すみません、よろしくお願いします!


 俺は、彰といいます!」



「は、はぁ」



「よろしくお願いします・・・・・・」



 二人のテンポの早い会話に、なんとかついていくと、彰さんはペコリと頭を下げた。


 あたしたちも、深く頭を下げた。