鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~






「それで、話の続きなんじゃが・・・・・・」



 コホンと神様は小さく咳ばらいした。


 
「鈴姫──すずかが、どうして今も眠りつづけているのかということだ」



「っ・・・・・・!!」



 神様の言葉に、この場の全員が息を呑んだ。