「・・・・・・とにかく、家の結界を強化するしか他にない」
重い口を開いたのは、もちろんお父さんで・・・・・・。
その言葉に、全員が頷くしかなかった。
そして、今日はもう遅いから、お城に泊まっていくことになった。
もうすっかり日は落ち、城下町はポツポツと明かりがついていて、とても幻想的。
あたしの泊まる部屋からは、城下町が一望出来た。
この島の下には、さらに街の明かりの幻想的な世界が広がっているんだろうか。
──ふわ・・・・・・。
開いた窓から、柔らかく少し生ぬるい風が入り込んできた。
その風に微かな薔薇の香りを感じた。
これは・・・・・・城の庭から運ばれてきたのかな。
窓辺は白い四角く切り抜かれた石で出来ていて、分厚くなっている。
だから、あたしはそこに座ることができた。

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

