鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~





「だって、そんなっ・・・・・・!


 女神はあのとき、倒したはずで・・・・・・!」



 ナディーンさんが、声を荒げる。



「落ち着け・・・・・・!


 気持ちはわかるが、怒りに身を任せるな。


 後戻り出来なくなる」



 そういって、押し止めたお父さんが、一番悔しそうだ。



「・・・・・・??」



 唯一話についていけないのは、話の真実を知らない伯のみ。


 他のみんなは、絶望に呑まれていた。


 もしかして・・・・・・。


 ふと、イヤな予感が脳裏をよぎる。



「お母さんが眠っているのも・・・・・・もしかして女神のせいなの・・・・・・?」



「「「「「ッッ!!」」」」」



 あたしの言葉に、全員が息を呑んだ。


 そして、その言葉に同意したのが雰囲気でわかった。