鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~





「え・・・・・・そりゃ、魔物と戦ってたし・・・・・・。


 慣れ・・・・・・かな」



 素早く動かないと、こちらがやられてしまうため、身体に染み付いた動きだ。


 まぁ、慣れが一番怖いんだけどね・・・・・・。



「俺もできるかなぁ・・・・・・」



「できるよ!


 というか、むしろ伯の方が速いと思うし!


 部活やってるでしょ?」



「お前、霊力はもう少し訓練すれば、もっと強くなりそうだしな。


 筋はいいと思うぜ」

 

 黙って見ていた絖覇が、ポンポンと伯の肩を叩いた。



「まあ、頑張れよ」



「おう!」



 伯は、無邪気な笑顔を浮かべた。