それでも、折れたのは子供であるナトだった。
彼女は10秒もしない間に全員分の紅茶を運んできた。
・・・・・・瞬間移動、便利だな。
あたしはというと・・・・・・。
字が読めないため、絖覇と伯と隅の方で固まっていた。
「凄いね、この部屋」
そういって、キラキラとした目で部屋を見渡した伯。
伯はこう見えても読書が大好きで、部活のバスケをやっている以外は本を読んでいる。
テレビゲームとかはしない趣味らしい。
「確かに凄いね。
それでも、どっちみちあたしたちには読めないわよ」
「俺らって、何してればいいんだろ」
伯は、ただ本を読み耽(ふけ)っている天界幹部の人たちを見つめた。
あたしたちには、なにも出来ないのかな?
せっかく天界に来たのに・・・・・・。

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

