「まーきっ!」
昼休みになってようやく凛がきた。
午前はバレエのリハがあったとか、なんとか…
「凛は、相変わらず忙しそうだねー。」
「楽しいからいいのっ!」
まぁ、楽しそうだよね。そんなんだから、応援したくなるんだよね、凛って。
「あ、そーいえば。麻希のこと好きですっていわれちゃった♪」
「は?」
「学校くるときに、3年の人が言ってたよー?」
「…それはありがとうございます。」
「もー、麻希はだーれも相手にしないんだから。試しに付き合ってみたらいいのに。」
まー、誰も相手にしてないのは否定できない。
だって、やっぱりさー…自分がすきになった人と恋愛したいよねー。
すると、凛は
「あぁ、都馬くんがいるからか。
そりゃーあんなイケメンが幼なじみだったらね?」
なんて意味不明なことを言ってきた。
「あんなやつは関係ないっての。」
…何回いっても凛はあたしが都馬を好きだと確信しているらしい。
…ありえないのに。
まだ聞こえる凛の声を聞きながら、あたしはそっと目を閉じた。
