「お前、変わってんな。」
ちょっとあきれた顔をしながらも、恭汰君はふはって笑った。
その笑顔が嬉しい。
心がほわってなる。
「よし、帰ろっか。恭汰君。」
「ちょっと待て。なんでお前が俺と帰らなきゃなんだ?そしていつの間にかタメ口になってるけど。」
「だって、方向同じじゃん?
それにもう暗いじゃん。こんな中かわいい女子高生が一人で帰ったら危ないと思わない?あと、タメ口なのは仲良くなった証だよ!」
ニコニコしながら言ってみる。
「俺は仲良くなった覚えないけど。でもまあ、可愛いかどうかは置いといて、危ないと行けないから一緒に帰ってやるよ。」


