私がコンビニに通うわけ。



外から窓越しにコンビニのなかを覗いてみる。


あれ?恭汰君いない……


もう帰っちゃったの!?


最悪だ……。


私が補習じゃなかったら会えたかもしれないのに……


私は壁におっかかり、しゃがみこむ。


今日を逃したら、明後日まで待たないと会えないのに……


1日でも恭汰君に会えないのが惜しい。


もう最悪。


「ん?お前なんでいんの?しゃがみこんで……具合悪いのか?」


私が落ち込んでいたら、私の上から、知っている声が聞こえた。


それはもう、私の大好きな声が。



「恭汰君!」


勢いよく立ち上がる私。