一組目は合唱だった。
暗い体育館で唯一明るく照らされた
舞台の上で、綺麗に並ぶ生徒たち。
放課後の教室で毎日練習していたから
何度も聞いたことがあるのに
今日のは特別上手。
皆んな目がキラキラしてて
全員が自分たちに
誇りを持って歌っている。
その歌を聴きながら
私は先生を探した。
いた。
暗くても、遠くても
先生のことは、すぐに見つけられる。
自分のクラスの緊張してる生徒を
元気づけながら
合唱に耳を傾けている。
次は先生のクラス。
スタンバイ中のガヤガヤした体育館で
私は赤い幕の向こう側にいる
先生のことを思った。
