去っていくその人を見る先生の目は
どこか寂しそうで
何かを言いたそうな目だった。
先生・・・・
その人誰・・・?
「お、やっと来た。行こっか。」
ゆっくりと近付く私に気付いた先生は
いつもの先生・・・・
車の中でも先生は
いつものように話すけど
さっきのことが気になって
話が頭に入ってこない。
「もう明後日だなぁ。文化祭。」
「うん・・・」
「あ、そうだ。俺、真北のクラスの発表観に行けないかもしんない。」
「え・・・!なんで??」
そんな・・・
この前は観に来てくれるって
言ってたのに・・・
『待ってる』
さっきの女の人の声が
頭の中に蘇る。
あの人に、会いに行くの・・・?
「保護者の人の案内係に
ちょうどその時間担当になっちゃって。
ギリギリ行けるかもしれないんだけど、
ちょっと分かんない。」
「そう・・・なんだ・・・」
「ごめんな・・?出来るだけ観に行けるようにするから。」
「無理、しなくていいよ・・」
あ、だめだ・・・
泣きそう・・・・
