「真美、看板作るの手伝ってよ。」
「うん、いいよ。て、あ、ダメだ。
今から劇の練習!」
えぇーと文句を言う井岡を制して
真美と私は視聴覚室へ向かう。
練習と言ってもメイドの役は
セリフもほとんどなくて
大半は皆んなの演技を
見てるだけなんだけどね。
いつもふざけてる男子が
演技指導の女の子にあれこれ言われて
あたふたしてるとこを
見てるのは面白くて
劇の練習は和やかな雰囲気で進む。
「じゃあ、明日もこの時間に
視聴覚室集合ねー!」
「「「はぁ〜い」」」
練習が終わる頃には
もう外は暗くなっていた。
