河川敷の側に車を停めて、二人で降りる。



坂道になってるところに座って
コンビニで買ったコーヒーを飲む。


「先生、いっつもそのコーヒーのんでるよね。」

真っ黒な缶に、深緑の文字が書かれてる
ちょっと苦いコーヒー。

先生がいつも飲んでるから
いつの間にか私もすきになっちゃってたんだ。


「うん、おれ、これが一番すきぃ〜」


可愛い・・・

先生に一番好きって言われるコーヒーは
幸せだな。代わってほしいよ・・・



二人で夕日が沈むのを見た。


「うぉ〜。きれ〜・・・・」

そう言って夕日を見る先生の目は、
また、寂しそう・・・


先生・・・

何を怖がってるの・・・?


なにがそんなに不安なの?

笑ってるのに・・・・泣いてる・・・

なんで・・・・


思わず先生の胸に顔を埋めた。


「?!真北??どした?気分悪い?」


焦って私の顔を見ようとする先生。



「せんせ・・・悲しそう・・・」

涙が出てくる。


「おれ?悲しくないよ?お前と夕日見てんだもん。何も悲しくなんかないよ?」


先生は小さい子を慰めるみたいに
よしよしって背中をさすってくれる。


見た目よりずっと大きくて
力強い胸・・・


大好きな、コーヒーの匂い・・・・


ダメだ・・・・・


止めらんない・・・・



「先生・・・・・

好き・・・・・・」