明日から夏休みだから・・・

今日は絶対先生に会いに行くんだ。



待ち遠しい放課後。

終礼が終わってすぐ、

先生のところへ走って行った。



「お、来たなぁ〜。今日こそご褒美あるんだよなぁ?」


「ふふっ。先生、そればっかじゃん。」

「だってぇ。教えんのだって大変なんだぞ〜?」


可愛い・・・

好き・・・


数式をスラスラと解く

先生の指に見惚れる。


先生・・・

明日からしばらく会えないなんて・・・

やだよ・・・


じわっと涙が出てくる。


「真北・・・?」

それに気付いた先生は
心配そうに私の顔を覗き込む。


「夏休み・・・・」

「ん・・・?」

「一ヶ月もいらない・・・・」


我慢しようと思うと

余計に涙が溢れてくる。



先生は黙ってた。

そりゃそうだよね。

生徒に突然こんなこと言われて
困らない先生なんて居ない・・・


先生を困らせるのだけはやめようって。



他の先生のファンの子みたいに

先生につきまとったり

告白したり

独り占めしようとしたりして

先生に迷惑かけるのだけは・・・



「んーー・・・。困ったなぁ〜。」

「ごめん、先生、なんでもな・・・」

「真北この調子じゃ夏休み明けのテスト
ボロボロだぞー?!」

「え・・・?」


見上げると、先生が優しい目で

私を見てた。


「罰として!夏休み。数学特訓
特別補習だ!!!」


涙が・・・・

溢れ出す・・・


先生。

なんでそんなに優しいの・・・?



私じゃなくても

そんなこと言うの??



こんなに嬉しい罰・・・

他にないよ・・・・