「ハァ……ハァ……。」
もう限界。私は汗をかくのは体育祭だけ!って決まってるんだから。
立ち止まって携帯を見ると…
「8時23分かぁ。これなら車で送ってもらっても、どこでも○ア使っても間に合わないよね!?」
はい、もう歩きます。
別に先生に目、つけられてもいいし!
寝坊した私が悪かったし?
挙げ句の果てにカバン忘たんだよ?
こんなカバン忘れるバカなんかどこにもいないよなぁ…
サササッ……
走って乱れた茶色でロングの髪をなおしながら歩く。
あっ、これ地毛ね。中学校とかでは茶髪ダメだから先生に染めてる、って言われて親に理由を説明してもらうハメになってしまったんだから。
ゴメンね、うちの母親よ…。
あっ、忘れてたけど自己紹介するか!
名前:中崎 柚香 (なかざき ゆうか)
年齢:16歳
性格:天然(皆が言ってるけど意味が分か
らん!)
好きな食べ物:ハンバーグ
嫌いな食べ物:ピーマン
身長:157
体重:???
親友:悠那
よし!ざっと こんなもんで分かったよね?
さてと。
「歩こ〜♪歩こ〜♪わたしは〜げん………痛っ。」
曲がろうとしたとき誰かにぶつかった。
すぐ謝らないとなぁ。
顔をあげたその時。
バタッ………。
あっ、私、今 倒れたんだ。
実はぶつかって倒れたのも一つの理由なんだけどもう一つ理由があるの。
その倒れたもう一つの理由を私は知ってる。
じゃあもう一つの理由はなにかって?
それは、すぐ分かると思うよ。
ここで私の意識は途切れてしまった。
