「…はい」


「よし!じゃあ、いつから働ける?」


「いつでも…」


「なら明日からはどうだろう? 今日は面接とかで疲れただろうし、ゆっくり休んで、明日から頑張ろうか!」


それに押され気味にもはい、と返事をするとまたセイジさんは笑った。



「そんなにかしこまらなくていいよ?
 あ、そだ。開店は6時からだから、5時半にはバーに来れる?」


「あ、はい」


「じゃあ、よろしくね」


「よろしくお願いします」


そうやって、決めていたバイト先は不採用になったけど、別のバイト先を見つける事ができて、それは採用になった。