「うーん……」 もちます、とは言ったものの。 これなかなか重い……。よくあの先生もってたなぁ。 でも重すぎてもてないってほどでもないし、と感じて歩きだす。 でも。 ───グラッ。 「……わっ!」 危ない! バランスを崩して荷物を落とすところだった……。 でもあたしが引きうけたんだし最後までもっていかなくちゃ。 そう思ってもう一度、歩きだしたとき。