「先生、それ手伝いますよ!」 あたしがたったと先生のいる方へかける。 先生は荷物をもったままくるっとふりむいてあたしをみた。 「いいのかな? 職員室までなんだけど……それじゃ、お願いしようかな」 「わかりました」 職員室まで……か。ちょっと距離はあるけど目だって遠くもない。 あたしは先生から荷物を受けとり、歩きだした。 先生は他に大切な用事があると言ってどこかへ行ってしまった。 ……さて。