しかもいつの間にか爽太くんは美奈ちゃんのほうへ行っていて、ここにはあたしと誠のふたりきりになっている。 「桃花、なにうれしそうにしてんだよ。……それくらい俺がとってやったのに」 ムッと子どもみたいにすねて言って、そのクレーンゲームをプレイしはじめる。 「ま、誠……?」 いったいどういうつもりなんだろう。 って……あ、わかった! 「誠もウサギほしいんだ? たしかにそれかわいいもんね?」 でも誠もそういうかわいいの好きなんだ。意外だけどかわいい、なんて思っていると。