でもまあ、今日は無理かな……。 と、あきらめたとき。 「……あれ、桃花?」 と、教室のドアのほうから声がした。 「誠!」 ふりかえるまでもなくわかった。 ふりかえるとそこにいたのはやっぱり誠。 「わあ、すごいチョコの量だね……」 誠がもっているチョコの量は尋常じゃなかった。両手いっぱい、とかそんなレベルじゃない。すごい。 「まさかこんなにもらうとはね。……さ、帰る?」 「うん!」 よかった、いっしょに帰れて!