「梨花ちゃん? どうしたの?」
「……え?」
あ、いけない。
自分が思った以上にぼーっとしてたみたい。桃花ちゃんが心配そうにしてる。
「大丈夫、なんでもないよ」
「そっかぁ。なにかあったらいつでもきくからね!」
桃花ちゃんはニッコリ笑って言ってくれた。
優しいなぁ……。
桃花ちゃんがみんなに好かれてる理由、なんとなくわかるよ。
「りーかーちゃん!」
不意にクラスメイトに話しかけられる。
前髪を一直線に切りそろえた、かわいらしい印象の女の子。
神城さんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…