しばらく沈黙がつづいた。 そして気づけばもう観覧車の入り口の真ん前に立っていた。 さっき梨花ちゃんが乗りたいって言ってた、淡いピンクのゴンドラに無言で乗りこんだ。 ……どうしよう、この沈黙。 向かいあわせに座ったゴンドラの中で、あたしが必死でなにか会話しようと話のネタを探っていると。 「今日はごめんね」 安田があたしの目をみて、真剣に言った。 「……え」 いきなり謝られてあたしは動揺した。でも、安田はつづける。