「ごめんね梨花ちゃん、俺、観覧車は美奈ちゃんと乗るから」 爽太くんが申し訳なさそうな、でも、いたずらっ子みたいな瞳をしている。 「……え?」 こんどは梨花ちゃんが驚く番だった。 そして、声にはださないけど、美奈ちゃんもけっこう驚いているようで。 「美奈ちゃん、行こう」 「わっ、え……ちょっと安田っ……!」 ぐいぐい爽太くんが美奈ちゃんの手を引っぱっていくのを、あたしたち4人は呆然と眺めていた。