だんだん目の前が明るくなっていく。 ……出口が近いんだ。 「お疲れさまでしたー!」 と、出口の近くにいた遊園地のお姉さんが言ってくれたけど、答えるヒマもなかった。 それから、近くのベンチに座ってぼーっとしていた。 ……だけど、考えるのはあのふたりのことだけ。 「……っ」 あのふたりのことを考えていたら、自然と涙がでてきた。 あのふたりが来るまでに泣きやまないと……。 ……でも、