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そして、数分後。
「あれ、ここどこだっけ……?」
なんか、何回も同じ道を行ったりきたりしているような。
……はい、つまり。
あたし、澤上桃花は。
……まさかの迷子なうです。
この歳になって迷子とか! 子どもじゃないのに!
でも、唯一の連絡手段のスマホは誠たちに預けたばっかだし……。
これじゃスマートフォンの意味ない、なんて思いながらぶらぶらと適当に歩く。
なんか、自販機を探してたらいつの間によくわかんないところにきてたんだよねー……。
ホントあたしってバカだ。
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