「あの、よかったら写真とってくれませんか?」 と、きくと。 「いいですよ!」 と、ふたりとも快く引きうけてくれた。 「わー、ありがとうございます!」 「ありがとう!」 みんな口々にお礼を言う。 みんなのケータイにはあとで送るね、と言ってあたしは自分のスマホをふたりの女の子のうちのひとりに手渡した。 「じゃあ萌、あたしが撮っていい?」 「うん、美織ちゃんのほうがこういうの上手そうだし!」 ふたりの女の子はそんな会話をして、あたしたちの写真を撮ってくれた。