「それなら良かったわ。葵、少しの間あのお姉さんに遊んでもらいなさい。迷惑かけちゃだめよ。」 そう言って父と母は病室から出ていった。 「こんにちは、葵ちゃん。 少しの間だけお姉ちゃんと一緒に遊んでくれるかな?」 「うん!あ。でも...ここにはオモチャとかないんだよね...何して遊ぶの?」 「ん〜...そうねぇ...。そうだ!オモチャいっぱいあるところがあるんだけどそこに行く?」 「え!?ほんとに!?行く!!!」 看護師に連れられて来たところはまだ葵が来たことがなかったところだった。