「うるさい…」


照れてる啓をからかいながらなっちゃんと笑っていると、あっという間に校門についた


校門の前には門ちゃんと遠藤くんが2人でたっていて、啓はそこに助けを求めるように逃げて行った


「おはよ〜」


「おはよ。あれ、史花制服でかくね?」


「これから大きくなる予定だから大丈夫!」


「いや〜これ以上はでかくなんねーだろ」


門ちゃんはそう言ってケラケラと笑った


「誰…?」


「あ、なっちゃん知らないのか」


「俺、門脇拓海っていいます。よろしくな」


「あ、花本 夏生です。よろしく」


「夏生ちゃんか〜。いい名前だな!」


「え…あ、ありがと…」


なっちゃんはそう言って少し頬を赤くした


「おーい、クラス分け見なくていいのかー?」


「行く!」


啓に言われ、提示板を見に行くと、私の名前は5組のところにあった


門ちゃんと遠藤くんは2組だったけれど、なっちゃんと啓は5組だったらしく、一緒に教室に向かう