彼と図書室で話したあの日から何故かずっと頭のなかには優がいる。
こんなこと今まではなかったのにな…。
「葉月。」「うん?な~に?柚希♪」
「私、ゆ…朝波くんにあった。」
「あら!どう?!カッコいいでしょ~!」
「う、うん。でも、彼がね、私のことずっと見てたって。で、お互いしたの名前で呼ぶことになったの…」
「ええええっ!?私が知らないところでそんなに話は進んでいただなんて…。
で、どうなの♪恋の予感は?♪」
「えっ…?それはない…。だって…好きになったとしてもスゴくあの時のことを…」
「柚希。過去は消せない。でも、このままじゃぁ、柚希は幸せになれないよ…?
私だって辛いよ…。大事な大事な親友が誰よりも大切にしてた柚希があんな目にあって、どうして柚希なの?って嫌なほど憎んだ。でも、神様は私がいくら、
その男たちを憎んでも過去は絶対に残るもの。だからこそ柚希には幸せになってほしい(涙)だから、柚希。私を頼ってね?(涙)親友だから(涙)」
「葉月…(涙)うぅぅ…(涙)ありがとう…(涙)」
私は心のどこかで思ってる…。幸せにならなきゃって。