「ねぇ!ねぇ!今日もカッコいいよね~朝波様~♡」
「うん!うん!本当にカッコいい!あの完璧な人はいないよね~♡」
「\ねぇ~♡♡♡♡/」
学園でよく聞く、この名前。「朝波 優」この男を知らない人はいない。
この私でさえ…。でも、本物は見たことはない。
「どんな人なんだか~」つくづく思う(笑)
「ねぇ!柚希♪」「なぁに~」「朝波くんって知ってる?」
「あぁ~名前は知ってるけど人物は見たことないよ~」
「えっ…!?!Σ( ̄□ ̄;)マジですか…?柚希さん?(笑)」
「なにがさ~見たことないよ?」「ダメだ…本当に興味なさそー」
「いつも思うけどさ、そんなにいい男子なの?私、全然わからないから~」
「私は浩也くんが一番だけど学園1のモテ男だからね~!見たことなきゃ!」
「へぇ~学園1ねぇ~。まぁっ!いつか見れるっしょ!」
「まぁね~。見れるっちゃぁ~見れるね♪」「なら、良いじゃん(笑)」
まぁね、1度は見たいけどね…(笑)嫌でも見れるかも♪

[放課後]
「ガラガラ…」「失礼しま~す。」ここは図書室。
学園の図書室は定期テストの時以外は図書室は誰もいない。
だから、たまに来て、本を読んで昼寝をする…これが私の図書室で過ごすスタイル。本当に誰もいないからね~(笑)静か静か!(笑)
本探そっ♪「あっ!あった!あれだ!うぅ…届かない…あと少し…えっ?」
一生懸命背伸びをして、手を伸ばし本をとろうとしていたところ、
スッともう1つ長い手が伸びて、その本を取り、渡してきた。
「 ぁ、ありがとうございます…」下を向いたままお礼をいった。
「別に。」そっけなく取ってくれた人は答えた。相手が気になり、私はパッと
顔をあげ、相手の顔を見た。「あっ…」綺麗な顔立ちの男の子が立っていた。
綺麗な二重で鼻筋が綺麗で、赤ちゃんみたいな綺麗な白い肌。
「佐野原 柚希」男の子はふとそうよんだ。「なんで…私の名前…」
「知ってるよ。だって、ずっと見てたもん。俺、朝波 優。」
「朝波…優…?あぁ~ってええええええっ!?あ、あ、あの、朝波くん!?」
まさかのあの、朝波くんに会うとは…!Σ( ̄□ ̄;)これはみんなが好きになる理由わかる。でも、私、よくこんな男子の近くにいても震えないな…?
「佐野原さんは俺のことは知っているんだね?」「あ、はい。」
「よろしく。俺のことは優ってんで。俺も柚希って呼ぶから。」
「あ、はい…。ってこんなに話が進んでる…」「可愛いね。柚希は。」
「えっ…?」「柚希のこともっと知りたくなったなぁ…いつか教えてね」
「でも…私の過去を知ったら嫌いになるかもしれませんね…。」
そう。過去は知らなくていいの…あなたは…。
「大丈夫。柚希が話せると思ったときに教えて。じゃぁ、またね」
そして、優は柚希の額にキスをして 出ていった。

これが君との出会い……………………………柚希sideEND