「柚希!おーい!ゆ・づ・き!」
「うわっ!ごめん!なに?」
「ねぇ~!柚希♪お知らせがありまーす♪」
私は佐野原柚希。普通に高校生生活を送っている1年生。そして、
中学から親友の葉月。葉月は私と違って前向きで明るくて、可愛い。
いつも、ニコニコの笑顔で話しかけてくるのが本当に可愛い。
「なに?お知らせ?」
「うん!柚希は驚くよ~♪」葉月は大きく頷き笑った。
「なになに!?早く言ってよー!」
「実はね…私ね、彼氏できたの♪!」
「えっ!?か、か、彼氏!?」柚希は席を立った。
「ちょっ、柚希!声でかい!座って座って!」
は、は、葉月に彼氏が……出来たの…?
「本当に?出来たの?葉月!」
「うん♪3年生の先輩でね棚橋 浩也(たなはし こうや)くんっているの知ってる?」
「あぁ~!あの3年生で超~モテる!?あの棚橋先輩!?ヤバイね!?良かったじゃん!」
「ありがとう~!すっごく嬉しかったの~!告白されたとき!幸せだな♪」
「いいね………葉月は。」
「柚希………ご、ごめんね!(汗)でも、柚希!過去は忘れて、今日は遊ぼっ!」
「うん…。そうだね!彼氏ができた親友をお祝いさ~!」
私だって恋をしたいよ…でも出来ないの…。あんな過去…忘れられたら良いのに………………

