朝波くんだったら、柚希を守れるって思った。
私が守ってやれない時だってある。そんなとき、傍にいてやれるのは
きっと、朝波くんだと思った。だから、柚希の過去を全て話した。
朝波くんは何度も頷きながら、真剣に聞いてくれた。
そして、最後にこれだけ伝えたの。

柚希を守ってあげて。傍にいて。絶対に。

これが私の願い。私を守ってくれた柚希だからこそ、私も守ってあげたい。
柚希が幸せになれるように。恋って言うものをまたできるように。
親友として思うことだよ…柚希……………………。
あなたには助けてくれる人、守ってくれる人、傍にいてくれる人がいる。
もう、怖い思いは絶対にさせない。そう、私は心のなかでしっかりと改めて
誓った………………。
葉月sideEND