怖くなった…。あの時を思い出して…。優はなんか、一緒にいても、
怖くない…。なのに…なのになんで…
優と近くなったとき「怖い」って思ったんだろう…。頭の中が真っ白になって優をおいて逃げ出しちゃった…。

「おはよーう!♪柚希~♪♪♪」
「…………」「柚希?ゆ~ず~?」「うわっ!ご、ごめん!」
「柚希、最近変だよ?どうした?なにかあった?」
「ううん!なにもないよ!ただ考え事してただけ!」
「ふ~ん。そっか…。まっ!今日さ、元気にいこうよ~☆⌒(*^∇゜)v」
「そうだね!いこう!」「柚希」優…。今、会わせる顔ないのにな…。
「お、おはよう!」「柚希、どうした?俺…俺「大丈夫!優はなにもしてないよ!気にしないで(*^^*)じゃぁ、いくね?」ちょ、柚希!」
「柚希、いいの?あの子って、朝波様じゃん!うそっ!柚希知り合い!?」
「いいの。ほら、いくよ!」優…ごめん。優に迷惑かけるといけないから…

その頃…
「相川!」「えっ?!はい!朝波くんだよね!?」
「あぁ。ちょっと、いいか?」「う、うん(;・-・)」
「あのさ、柚希とさ、この前、図書室で…」優は図書室でのことを葉月に
はなした。
「へぇ~。で、朝波くんは、柚希の事が好きなのね?」
「あぁ。俺さ、初恋が今となって柚希なんだ…///」
「そうなんだ…ってええええええっ!?ええ!?本当にいってる?!」
「何回も言わせんなよ//あぁ!ないよ!彼女すら作ったことない//」
「朝波くんって、いつも女の子が周りにいるじゃん!」
「いや、勝手によって来てるだけだから。俺、マジで柚希しか見てない。」
「そっか…。本気ってことだよね?」「あぁ。本気だ。だからこそ、柚希が
なんで、あの時、悲しそうな顔してたのかも分からない。なんで、俺を避けているのか分からない。」
「じゃぁ、朝波くんが本気だから教えるね?実は私たちさ中学からの幼馴染みでさ、本当に今以上に仲良くて、まぁ、今ももちろん仲いいけど♡で、
中学二年生の夏祭りの時ね、一緒に祭りに行ったの。でね、帰り、別れてから、
それぞれ一人で帰ったの。私もその時は柚希の家の近くの坂で別れたから、
大丈夫ってね。でも、その思いは違った。神様は助けてくれなかった…


柚希が襲われたの………………。

優side
言葉が出なかった。柚希がこんなに辛い思いをしてたなんて…
最後まで話を聞いた。柚希の過去も。すごく辛かった。
でも、柚希はそれ以上に辛かったんだろうな…。
俺と早く出会ってたら、ぜってぇ、そいつら殴ってた。
柚希の傍にいたい。柚希が怖いなら、俺が守ってやりたい…。
素直にそう思った。