【短編】甘い香り-キスの味-

ピンポーン♪

悠季の家のチャイムを鳴らす。

「はいはーい☆☆」

玄関から出てきた悠季は、赤い浴衣に身を包んでいた。

いつもは2つにくくっている髪をアップにしていて……ちょー可愛い。

「可愛いじゃん☆☆」

ちょっと余裕のある男に見せかけたが、内心ドッキドキだった。

「ありがと☆☆」

頬を赤らめて言った悠季は……世界一可愛いですっ!!!!