「…今、食べちゃうよ?って思ったでしょ!?」

さっきまで顔の赤かった悠季は言った。

「え!?」

見事に図星。

「分かんだよね~!!亮太がエロい事考える時って」

分かんなよ。

恥ずかしいじゃねぇか。

てか、拒むんだったら分かっても言うなよ。

俺は、悠季に鋭くツッコミを心の中で入れた。

「分かってんやったら、何で拒否んのよ――??」

俺は悠季に覆い被さり、ゆさゆさと悠季を揺すった。

「…だってさ、梨華が彼氏とヤった時、痛いって言ってたんだもん」

悠季は口を尖らせながら言った。

「…だから、ビビってんだぁ?」

コクン…と頷いた悠季を、俺は更に抱き締めた。

「悠季が嫌がるんやったら、俺は手を出さねぇよ?」

誤解してほしくない。俺は、悠季とエロい事ばっかしていたいわけじゃねぇ。まぁ、したい事はしたいけど。