「梅の香りに春の息吹を感じる
今日の佳き日に私共〜」
男の子の答辞が始まる。
答辞の中盤辺りに差し掛かった時、
「春も夏も秋も冬も…
私共の学校には美しく綺麗な花が
咲き誇っていました。
今日も花壇には、立派な花たちが私共を迎えるように咲いています。
その立派な花を育てるには
大変な時間と苦労がかかります。
しかし、そのような苦労を惜しまず
私共はこれから社会に出てからも
何事にも前向きに挑戦し、
頑張り続けて行きたいです。」
男の子は微笑んみながら
そんな話しをしてくれた。
涙が出そうな程、嬉しくて
胸が苦しかった。

