「卒業式にピッタリだね!」 「だよね!俺もそう思う!」 私はふと思い出した。 そう言えば… 「この間も言ってたけど、 ツツジの花言葉って何なの?」 「…えー。それは秘密〜」 私の顔に近づき、 ニッと八重歯を見せて笑う。 真っ直ぐ私に向けられた瞳は とても綺麗で吸い込まれそうになる。