【BL】キュート王子とクール王子とバレンタイン【短編】



俺は委員長にお礼を言ってから先輩のもとへ向かう。


「委員長わざわざありがとう。...委員長が先輩と話すなんて珍しいな」

きっと真面目な委員長には先輩がウザかっただr...

「いや、気にするなよな!...さすが"姫"と言われてるだけあってかわいいな」


ボソッと委員長が頬を染めて最後に呟いた言葉は聞かなかったことにする。


さすがにこれ以上先輩のファンが増えると...

俺がこの学園で生きていくことが困難になりそうなんだよな...


ちなみに俺は男の嫉妬ほど醜いものはないと思う。

...あいつら俺を殺しそうな勢いで怖いもんな


昨日なんか俺を潰せそうなほど大きい岩を持って追いかけてくる野郎がいたし...

あれはさきに向こうの体力が尽きたから 今 俺が生きていられるんだよなぁ



日々自分が生きていられることに感謝しなければならない高校生活ってなんだ?

俺が一番疑問だ。