「「「姫!!!あんな奴に構う必要などありません!!!姫には僕たちがいるではありませんか!!!」」」


メンバーが先輩の周りに集まり慰めはじめる。


「みんなぁいつもありがと~」

先輩は涙をふく真似をしながらメンバーにいつものように俺のことを愚痴る。



そうそう。


そうやって先輩が俺の存在を忘れている間に...



ダッシュでこの場から逃げる!!!



もうすぐ予鈴も鳴るころだし。


毎回毎回先輩に付き合っていたら平和に授業を受けることも出来ないんだよな。


その点今日はまだマシな方。


いつもはチャイムが鳴ってからソロソロと教室に入らないといけないからな。