【BL】キュート王子とクール王子とバレンタイン【短編】


どうすればいいんだ?


途方に暮れてしまう。



...本当に先輩はどこに行ってしまったんだろう?



先輩が行きそうな場所に思い当たる場所もなく...

自分が先輩のことを何1つ知らないことに気づく。



その時

「おい!!!茅野!!!」

自分を呼ぶ野太い男の声が響き渡る。


ハッと声がした方を振り返るも...

当然先輩がいたのではなく 先輩のファンクラブメンバーが大勢で仁王立ちして俺を呼んでいた。


...周囲から注目の的である。


思わず深~いため息が出た。