宿は、思っていたよりも広々としていて、民家のようなところだった。


朝ご飯やお昼ご飯、夜ご飯を作ってくれるおばさんも、この宿を管理しているおじぃちゃんも、みんなとても優しい、いい人たちだった。

男女別々の宿だったため、私の嫌いな男子どもはいない。

あー、家より快適かも?

私がそう言うと、みんなも笑いながら
「確かにー(笑)」

と言いながらお菓子を交換しあったり、食べたりしていた。

あーあー、床が汚れるよ…