今日はいっぱい泣いていいよ。
少しずつ前に進んでいけば…
『ごめん、泣いてばっかでさ』
「うぅん…
気にしなくていいよ」
泣いて俯く真紘を優しく抱きしめる。
それに応えるように、真紘の手が私の腰にきた。
「真紘、人はね泣いて泣いて強くなるんだよ」
泣いたあとはおもいっきり笑えばいい。
泣かない人なんていない。
何回も何回も挫けて、その度に泣いても何度でも立ち上がれる。
『ありがとう…』
優しく真紘の背中を撫でる…
この大きな背中で考えられないくらい、色々なものを背負ってきたんだね。
「じゃぁ行こ?
みんなが待ってる」
『彩葉は読まなくていいの?』
「帰ってから読むよ」
今読んだらきっとまた真紘が泣く…
これ以上泣かせたくない。

