周りには同じ制服を着た知らない子ばかり…


それもそうだ。


私は友達と別々の高校になってしまったから。


傘から少し手を出してみた…




「あっ、雨上がった…」




傘についた雫を落として傘を閉じ、また歩き出そうとしたその時…




『虹だ!!ほら!!』


「えっ!?」