涙の理由はきっと渚さんとの最後のデートを思い出して… 真紘の手を離して、後ろに周り優しく抱きしめた。 静かに泣かなくていいんだよ? 大丈夫… 私がいるから。 こんな小さな私なんて、なんの役にも立てないかもしれない。 だけどせめて、真紘が泣いてもそのあとに必ず笑顔になれるように支えたい。 そう思った瞬間、真っ暗な夏の夜空に大きな花火が上がった… 綺麗だ… 「あっ、今のがラストだったみたい… 花火終了時間だ」 『早いよな〜』 なっちゃんと穂尭は名残惜しいように、また夜空をみつめていた。