『あのね、うち近々真夜中に家を抜け出そうと思ってるの。』
『は?え、家出?』
『はは、違うよー。単なる好奇心だしさ!』
『そっか。面白そう!何時ぐらいに抜け出すの?』
『んー…、2時半~3時とか?』
『やっぱり』
『家族が寝静まってからじゃないとさ、バレるしね』
『バレると雷が落ちるでしょ?それに、警察に見つかったら連れてかれるよ?』
『…、運試し?ww』
『マジ?wどうやって外に出るの?』
『ほら、うちの家ってマンションで2階だけど、家の前が坂だからほぼ1階じゃん?ベランダからこっそりと♥』
『くす、3時までの時間潰しは?受験生だし勉強?』
『ウォークマン聞いて本読んで…かな?勉強とか学校(失笑)うちがすると思う?』
『でも、もうすぐテストあるし。ま、いいけど。』
『フッフッフッ、うちの青春の1ページに加えたいのですよこの退走劇を!』
『そっかー。やってみたいけどなぁ~。』
『一緒にやる?あ、今回は1人で実験かな。次回からね!』
『でも寝たいからやめとくわ。』
『おぅ…、1人か。それはそれで、楽しいけどつまらない。』
『アハハ、誰か呼べば?』
『うーん…、松崎ぐらい誘うかな。』
『ま、健闘を祈っておくよ♪』
『ありがとー❤』

えー、これが4時間半前のなおちゃんとの会話です。
今は3時前。
…。
ミッションスタート?