「暑いのっ!」



「まだ春だろ。」



「私は暑がりなのっ!」



「は?おまえ寒がりじゃん。」



幼馴染は不便だ。こういうときにごまかせないから。



「とにかくっ、私は今暑いの、寒がりだけど暑いのっ!」



私がそう言うと蓮斗はクスリと笑って追求をやめてくれた。



「そうか、ま、いろいろあるもんな。じゃ、俺帰るな。」



「うん、バイバイ。」



そうして私たちは解散した。