「ちょ、蓮斗、痛いっ、か弱い女子に何てことを……!」 「誰がか弱い女子だよ。うっさい、とか言うなんてなんも可愛くねぇよ?」 可愛くない、そう言われて胸が痛む。 「っ、可愛くないことくらい、自覚してるし……」 グッと唇を噛むとクスリと笑われる。 「嘘だよ、おまえはじゅうぶん可愛いっつーの。」 蓮斗はそう言って私の腕を離してくれた。 「ほら、行くぞ。もう家だ。」 蓮斗はそう言って私の前を歩いた。