「詩織、それは違う。心配ならたくさんかけて。
変に気を遣ってもらうと逆に心配になるから。
なんでも私に言ってよ。合山くんみたいに、慰めることはできないかもだけど、
話を聞くことだけはできるから。ね?」
私がそう言うと詩織は私に抱きついた。
「……じゃ、さっそくだけど言うね。
私ね、蓮斗が死んじゃって悲しかったの。
だけどね、蓮斗、最期私に、笑ってる方が好きって言ってくれたの。」
「うん。」
相づちを打ちながら詩織の話を聞く。
「だけどね、やっぱ悲しいの。
だから泣きたいんだけどね、蓮斗のために泣きたくないの……」
詩織のその話を聞いて私は口を開く。

