「詩織、学校。」



「ちょっと待ってて、寝坊したっ!」



私、眞鍋 詩織、高校1年生。


今は朝でいつも家を出る時間…におきました。



「は?早くしろよ。」



「ごめん、蓮斗、先行ってて!」



彼氏でもなく、毎朝一緒に学校に行ってるこの男、椎名 蓮斗は幼馴染だ。



「……おまえをおいていけるかよっ。」



蓮斗は口は悪いけどとても優しい。