「蓮斗っ。」 あれから病院に戻ってまえみたいに入院をしてると詩織が病室に入ってきた。 「れ、蓮斗…っ!」 この震える声の主は詩織。 「え、詩織?な、なんで……っ!」 って、なんでいるんだよ、母さん、バラしたのか⁉︎ 「なんではこっちだよ。どうしたの?私に嘘までついて。」 ジッと見つめられて、思わず目をそらす。 「ねぇ、答えてよ、蓮斗。」 真剣にそう聞いてくる詩織に俺は口を開いた。